ツノガエルの飼い方
飼育7年を過ぎた我が家のクランウェルツノガエルの飼育経験を元に
ツノガエルの飼育方法をまとめます。


・飼育ケージについて
フタがしっかり閉まるものであれば、後はカラダの1.5倍程度の幅があればOKです。
フタは必須です。油断すると意外とジャンプ力があります。
10センチ以上に大きくなることを想定して、中型以上のプラケースが適当だと思います。
一つのケージに1匹が基本です。1カ所に2匹以上入れるのは共食いが起こるので厳禁です。

床は砂利、水苔、キッチンペーパー、フィルターマット、土と諸説様々ありますが、
我が家ではフィルターマットを使用しています。
理由は「掃除が簡単で汚れがよく見えるから」です。
プラケにフィルターマットを敷いて、ひたひたくらいまで水を張っています。
後ろ足で激しく掘ってボロボロにされたりしますが、
清潔が一番!というわけで続けています。
本当は土で飼うのがベストとも思います。(実際ペットショップでは土での飼育を勧められました)
潜れるし、土の自浄作用で汚れも見た目ほど問題にならないようです。
水苔は、飼育初期に試したことがあるのですが、
エサと間違えてくわえる→あわてて引っ張る→離さないので釣れる
というのを2度経験してやめました。
他の床材についても一番怖いのが誤飲です。
実際、ツノガエルの死因として、食べ過ぎと誤飲は多い様なので気をつけたいものです

薄く水を張った環境で霧吹きは必要ありませんが、
土や乾燥するような環境の場合は霧吹きが必要でしょう。
潜ったり、隠れたりすると落ち着くみたいですが、
半端なものを入れると踏み荒らされたり飲み込まれたりするので難しいところです。

・エサについて
我が家では小さいときはコオロギ中心。半年後からピンクマウスとコオロギ。
現在はマウスのみで飼育しています。
コオロギには「ミネラオール」等でカルシウムを添加してから与えます。
それでもカルシウムが足りなかったのが、一時期少し骨格が曲がってしまい、
あわててマウス中心にしたところ直りました。
成長期にカルシウム不足が原因でクル病になることもあるようですので、
大きさの関係で、小さいときにマウスを与えるのは難しいですが、
ある程度の大きさになったら(マウスを無理なく食べれる体型になったら)
マウスを与えた方が良いようです。
努力と根性で小さい頃から細かく切ったピンクマウスを与えるという荒技も良いかもしれません。


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与える量ですが、あげただけ食べる傾向にあるので、与えすぎは厳禁です。
過食による死亡例は良く見聞きします。

普段あまり動かないので毎日エサを与える必要はありません。
小さい頃は2日に一度、大きくなった週に1度から10日に1度で十分です。
どんどん与えればどんどん(横に)大きくなりますが、
それが良いかどうかは判断に迷うところです。
成長の度合いやフンの状況から加減する必要があるかもしれません。

我が家の「もんきち」は現在7〜10日に一回、ピンクマウスか鳥ムネ肉+ミネラオールを与えています。
冬場、飼育温度が下がってくるとあまり食べなくなるので間隔を広く、 また、寝起きや脱皮直後も食べないことがあるので、都度調整しています。

・温度管理について
我が家では10月頃から4月中旬頃までヒーターを入れて飼育しています。
ケージの下にパネルヒーターを敷いて、ケージの温度が25度前後になるようにしています。
元々南国生まれのDNAなので特に冬場の温度低下には気をつかいます。
夏場は30度を超えるような部屋で飼っていますが、問題ないようです。
その分、夏場は水替え等には気をつかいますが、かえって元気が良いくらいに見えます。
但し極端な高温には注意が必要かも…

・掃除について
ケージのサイズや床材にもよります。
我が家の様な水張りの場合、少なくとも3日に一度以上の水替えは必要と思います。
週に1度はケージ全体を掃除します。
また、フンは毎日はしませんが、出していたら即掃除です。
カエルはお腹から水を吸うので、その水が汚れていると中毒を起こすこともあるそうです。
また、フンをすると暴れる傾向も見られますから、普段と様子が違うと思ったら、床を観察することをオススメします。

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